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私の俳句を支えているもの

もしこれが事実だとすると恐ろしいことだが、


昨日はっきりと気づいたことがある。記憶力が鈍ってきている。
小説や漫画の登場人物を思い出せない、歌の歌詞が出てこない、直喩の句というような条件をつけて俳句を思い出せない。
これまで俳句の不調は、作句意欲と現実の重苦しい問題の不一致が原因だと思っていたが、それがテクニック面にまで影響を及ぼすとはやはり考えにくくて、つまり、記憶力の低下によって、私の俳句を作る脳内のフィールドが極端に狭くなってきたのではないか。
同時に、既存の俳句とのネットワークが弱くなって、作った句の可否判断に迷いが生じているのだと思う。それに、措辞の組み合わせや言い回しなどは既存の名句やこれまで読んだ句に無意識に頼っていたのであって、その輸入量や備蓄量が激減した今、生産量もあげられず出来上がりが恐ろしくつまらないことになっている。
それならそれで、輸入に頼らずオリジナリティを出して真に自分自身の表現をというのは、恐ろしく甘い考えで、脳内を照らす懐中電灯の灯りが弱くなってしまっていて、近くのものしか見えない状態でそれだけで作るオリジナリティがいいわけないだろう。

記憶力を抜きにしては、
陽炎へるまで視聴機を再生す
向日葵に人間のこと全部話す
混信の無線が冬と言うてゐる
のような句は生まれなかった。
記憶力というのは何もパクることだけに使うものではない。
自分の句を俳句記憶に照らして、新しいかどうか、今までにない感覚があるか
即座に判断できるのである。覚えているだけでは意味がなくて、その適切な
記憶の呼出と速度が自分の句を支えていたのだ。

記憶力の低下の原因に心当たりがある。
寝不足である。できなかったり書けなかったりするから、結構無茶して
二時間とか三時間睡眠+通勤睡眠で済ませてきた。悪循環!
しかし寝ると創作時間が確保できないし、早寝早起きして朝書きはやってみたが、全然できないし、しかし言うてる場合じゃない。

七時間睡眠の確保(10時寝5時起き)
10時寝のための家事の効率化
だらだら時間のうち不要な時間のカット
通勤書斎の実現
記憶の把握と補修、定着検索トレーニング
なるべくたくさん書く。
よく読む。昔のように一読して記憶というのは無理ならよく読んで何度も思い出すようにする。
思い出しながら書く。
下手な句でも発表する。
がんばるぞ!
と、まぁ、しっかり八時間寝たところ、記憶力はともかくモチベーションと危機感は戻ってきたようである。

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雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2018/10/15(月)07:39

We made you

ルター:「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」

リンゴ:「嫌や、無理。やめて」

という想像を妊娠検査薬の陽性反応を見せられたときにしないではなかった。
あるいは、吉野弘の「I was born」
しかし、胎児はすくすくそだち、生まれて尚もすくすく育ち、
今やそこに、というか初めから、私の意思は関係なく、自ら育つ別の人間。
では生まれる前の子に、「嫌や、無理。やめて」といわれたとして、
私たちは中絶を選べたか、もしくは生で中出しの誘惑を拒否できたか。
「しかしちょっと寂しいね」という妻と幸せでいつづけることを選べたか。
選べたかもしれない。選べたかもしれないが、
もしリンゴの木を植えるルターの言葉に続きがあれば、
「たとえリンゴがどうなろうとも」
ではないだろうか。
私たち二人は子供のことを純粋に一切考えることなく、人類のほとんど終点にこの子を作った。
その悔恨を持つだけの覚悟など少しもなく、その瞬間は「生まれてきたお前がどうなってもいい」と決断した。
「I was born」と「We made you」の間には絶対的な隔たりがある。
私たちが作った全く新しい別の人間。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2018/10/14(日)10:21

避けられそうにない

愚かなやつが愚かな指導者を支持するのは当然だし、

そのせいで取り返しのつかない損害を被るのも当然だし、
それが自らの選択のせいだということに気付かないのも当然のことだ。
正直勝手に滅んでほしい。
しかし、その巻き添えで私や私の家族も犠牲になるのもまた、当然なのだ。
困った困った。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2018/09/12(水)01:38

こういうの俺の役回りじゃないんだけど

週俳の「権威的な態度」を批判するにあたって、まず自らの権威を真っ先に名乗るという菅原慎矢(第五回芝不器男賞齋藤愼爾奨励賞)さんの渾身の捨身ギャグに誰もつっこまないのは、果たしてどういうわけなのかね。みんな冷たいんじゃないの?
http://weekly-haiku.blogspot.com/2018/07/blog-post_93.html?m=1

a.読者や運営に権威を示せば一目置かれると思った。
→かなり読者と運営を見下げてるよね、それ。それならそれでいいんだけど、その場合ハナからそういう色眼鏡で見てるってことだな。こいつは。

b.かっこいいと思った
→人それぞれだろうけど、俺はかっこ悪いと思う。

c.単純に自己紹介
→権威的な人なんですね。   


ちなみに、俺は受賞歴をひけらかすの全然構わないと思うよ。せっかく獲った賞だから有効活用しない手はない。今回のが有効活用かというと、俺はそうは思わないけど。

テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
雑感 | コメント(2) | トラックバック(0)2018/08/31(金)07:54

ゾンビ

日本の生活について、気づけば僅かな知り合いを残してみんなゾンビになってしまって、話通じないし、多勢に無勢過ぎて隠れて息をひそめるか、噛まれてゾンビになるくらいしか選択肢のない毎日を、普通に仕事しながら生活してるといえば伝わる?


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2017/02/09(木)17:17

小さな幸せ

日常の小さな幸せが大切なものであることは否定しないが、「小さな幸せを守れればいい」とか「それこそが大切」とか臆面もなく言い放ち、ささやかな幸福を価値の上位に据えて、現実の諸問題を無視する人間ははっきり言って苦手だ。

そもそも、生きているのだから、ある一瞬は楽しかったり、幸せを感じたりすることは当然ではないだろうか。貧困の中だろうと、北朝鮮などの自由のない国や戦中(それこそ世界の片隅的な)であったとしても、人は笑うことができるだろうし、それは言うなれば、生きるための発汗や鳥肌と同じような身体精神作用である。どんな場所でも生きていかなければならない人間の苦肉の策だ。

それをことさら取り上げて、そこで生きる人々は美しかった、見習わなきゃいけないだとか言い出す人がいたら多分、屠殺前の牛や豚になっても上手くやっていけるタイプなんじゃないだろうか。それが言い過ぎだというなら、漫画などでヤンキーがちょっと優しさを見せれば他のすべての悪事が目に入らなくなるタイプとでも言おうか。

もしそういった人々が社会から幸福が干上がって消えていく中だろうと抗わず最後まで「小さな幸せ」にしがみつくなら、人類の歴史や過ちから学ぶことなどできはしないだろうなと思った。

まったくつくづく嫌な朝しか来ない。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2017/01/25(水)08:41

気負いすぎた

前記事は気負いすぎたな。しかし、打算面から言わせていただくと、スタイルを明確にしてキャラ立てする。これが俳句などにおいてどれほど有効か、おわかりか?

正直、実感したことがないから分からないんだけど、分からないけど、有効なんだよ!多分!


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/12/09(金)20:44

安心して暮らす

何が起きても、何をされても

安心して生きていきたいし、生きてきたなんて

屠殺前の鶏はみんなそう言う。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/10/03(月)07:25

もや

政治家ではないので、言ってしまったことや書いたことには責任が伴う。
軽々に失言だったとか、撤回するなどと言えるものではないし、言ったとしても、何の解決にもならないと思ってる。

しかし、軽はずみに出てしまった言葉がその軽さも含めて、人に深く刺さってしまったときなどは、思わずその場を離れようとして、冒頭の間違いを犯してしまうことは、ある。
だから、取り消したいのは、もはや最初の発言ではなくて、そこから逃げようとした発言の方なのだが、結局もう発言してしまってるので、取り消しを宣言したところで、何の解決にもならない。

こうして、冒頭にループしてしまい、解決すべきことに何も触れられないまま、時間が経ってしまう。

私には慎重さが完全に欠けてて本当に嫌になる。
そのくせ、平常運転で日常を過ごしているのだ。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/09/07(水)19:17

近況

ブログの更新止まってますが、俳句的には色々動いています。
書きかけの原稿が全然進まなくて、それが終わらないと気楽なブログなどとてもかける気分ではなかっただけです。

なのでまだ少し更新は止まります。

今言いたいのは、ある程度俳句を読めるようになっても俳句で伝わる伝わらないとか言ってるうちは、まだ引き返せるということです。
やばい奴らは多分、そのレベルで勝負してない。

あと、季語とはHIPHOPにおけるビートであるって話を突き詰めたい。
マクガフィンよりむしろそう考えた方が適用範囲が広がる

子連れ二回目盛況でした。
ありがとうございました。


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/08/01(月)12:34

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自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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