感情論

感情論 7句

枯山に口あけてゐる機械かな

いずれ口笛遠く雪の夜引き寄せて

踏切や後ろの雪の後ろ国

待春や修正液といふ湖沼

草城忌受話器の染みの柔らかし

クリスマス億万の螺子都市のなか

神ならば星間に置く冬林檎


感情論

俳句の樹に、
季力ボテとか島原大雪とかが乗り込んできてどれぐらいだろう。最初は相手にしていたが、あまりに嫌な句ばかり大量に出すので、嵐か何かかもしれぬと思って無視を決め込んでいた。
しかし、誰でも何句でもという俳句の樹の性格上、
無視というのはよろしくない。現に何人かはコメントを送っているし、それはそれで俳句的態度だと思う。
一方の季力ボテ、大雪は他の人に対して無視を貫いている(季に関しては一時期コメントのやりとりがあった)。
句を以て語るという気でいるのなら、それもいい、しかし、

殴りあう新成人のニュースかな    季力ボテ
虚無僧のギャーメンギャーメン初詣
ギャーメンとわめく悪霊冬ざるる

去年今年マフィア国家の軍隊が    島原大雪
外套や軍事国家の指揮者殿

これで何を語っているというのか。
むしろ句を語りの道具として使うのは無理がある。
季力ボテと尖のコメントの記録があるので引用する。

李カボテ 老人がテンポをはずすクリスマス

・ありきたりかなと思いました。[火尖]
・テンポを外すだけではなく、自分の音楽性のなさをひがんで他人を攻撃するなど、いろんな面で「外れて」いるある人物のことを詠んでみたのですが、表現しきれなかったみたいです。[李]
・そのことを表現しきれたとしたら、それ俳句じゃなくなってますよ、きっと。[火尖]

俳句ではなくその説明が季力ボテの主題なのだろう。
それを続けるのは勝手だが、それは俳句ではなくてただの句だ。


とにかく
こんな句個人的に大嫌い。



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指が十本あるというのに

冬が暖かすぎて困っている。そういえば秋という感じもしなかった。このまま暖かくなっても春になるとは思えない。

歳時記があれば季節なんて要らんわ!とか思ってたけど、
空気を吸って吐くことに頼ってきただけなんやね。

実景はいらんが、季節の実感はいるなぁ。


今年は冬がなかった。
わかるよ。



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松本恭子私論 1 

松本恭子私論 序(加筆修正版)→http://syuuu.blog63.fc2.com/blog-entry-157.html


第一句集「檸檬の街で」の松本恭子は「素人」である。
今で言えばブログやケータイで詩や小説を書く女子高生連中と同じようなものだ。

ブランコ漕いで漕いでる 別れなければと

さよならに泣かない約束 ポインセチア

約束は指からはぐれた シクラメン


これらの恋愛句はその素人っぽさが全面に出された句であると言える。
ありていに言えば下手な句なのだ。一句目は上手いこと言ってる感が鼻に付き、二句目、三句目は陳腐。
季語も表面的には適していると言えるが、カップ麺の乾燥葱程度の薬味でしかない。底が浅く一般的、まさしくケータイラブストーリーの特徴と一致する。
しかし、ケータイ小説が100万部売れるように、恭子の俳句も世間的に大いに受けた。「檸檬の街で」は昭和62年7月初版、その後5ヶ月で四版目を発行している。句集としては化け物じみた売れ行きが恭子の俳句外への人気を証明している。だって俳人は句集買わへんもん。
中でも、

恋ふたつ レモンはうまく切れません

は恭子に「俳壇の俵万智」「レモンちゃん」などの綽名がつけられるほど人口に膾炙した句として知られている。
「二つの恋と、レモンの青春性、分かち書き部分のため息のような空白、諦めと共に刃の入るレモンは作者そのものなのだ」と当時の尖は、一気に松本恭子のファンになった。恭子のような恋愛句を作ることが尖の句作の目標となったこともある。
しかし、恭子俳句の本領は恋愛ではなかった。

松本恭子の良さは、既製の言葉の選択、つまりコーディネートの上手さにある。それは「現・俳壇の俵万智」黛まどかにはないものである。

にんげんに動脈・静脈 うすばかげろう

この句をファッションにたとえると、周りとは全く違う服を難なく着こなす相当のオシャレさんやよ、という話。
その傾向は第二句集「夜の鹿」でさらに顕著となる。

続く。

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綿菓子日記 14

26日

卒論の初稿を取りに行く。
財布の中の600円。
腹が減ったので
財布の中が300円。
これが0になるとき、星に帰ろうと思う。

バイト先に行く。
今日はバイトは休みだが、シフトの確認。
ところが、
どっこい。
社員さんに捕まる。

忙しいので仕事。
また財布の中が増えるだろう。
俺は地球人に捕まったままだ。

高校生二人組み来る。
コミック棚をうろつく。こいつら万引犯だ!という直感。
作業場の死角へ行く高校生。
頭だけが見える。
コミック棚から離れていく。直感が追えという。
追う。
高校生二人組は店の一番奥、NHKテキストと旅行ガイド誌のコーナーへ。
俺との、距離7メートル。
目が合う、それる。
「ヤッテル」「バレタ」
相互確信。
高校生、旅行ガイド誌から分冊百科コーナーまで急ぎ足、その先出口。
追う、俺、捕まえるべきか、一瞬の逡巡。確信と言ってもつまるところ勘である。
店内で捕らえても言い逃れされる。
出るまで待つしかない。
突如、
高校生二手に別れる。
1人は逃げ、仲間が残る。
分冊百科の上には投げ捨てられた「史上最強の弟子ケンイチ 11巻」

仲間は、何事も無かったかのように学参コーナーで立読み。

こうなると、仲間に話を聞く訳にも行かない。
犯人は棚の本を別の棚に置いただけなのだ。

しかし、盗む意思で商品を手に取った場合、それで窃盗の構成要件を満たすという学説もある。判例では、鞄などに商品を隠した時点で、窃盗を認めているものもある。
つまり、今回の場合は未遂罪が成立する。

ただ、実際はこれ以上は何もできん。



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本質論

今日は哲学の試験

「人間とは何か」を絡めて「本質」についての論述。

「人間は考える葦である」などに見られる、行為・能力への基準設定的規定を批判、その上で、本質論を展開。「自由」な存在としての人間と自由の相互承認、あと、それから本質というのは希求的、志向的なものじゃないだろうか。
まぁヘーゲル出しといたから大丈夫だろう。がんばれヘーゲル。

「ロンドコロの役割とは何か」
東京での寛也さんの発言が気にかかる。
「句会を非公開の方へ移行する」


えっーと、俺は反対です。が、未公開ストックが欲しいのも事実。



次回評論はロンドコロの方向性なんてどうやろ?番外編っぽくなるけど、やっといたほうがよくないやろか?

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バルタン主義

自分の生まれたころの写真をみて、まず驚くのはそのあまりのかわいくなさである。
まったく、全然かわいくないのだ。赤ん坊としてのかわいらしさのかけらもないといえる。
頭は長く、ニヤニヤしていて、
どちらかというとバルタン星人に似ている。

baltan1.gif



さぞ両親もびっくりして
「なんか変なん出てきたー」
と思ったことだろう。

まさか子宮に戻すわけにもいかず、子殺しはまだブームの兆しもなく、困惑の極みにいたのではないだろうか。

しかし予想に反して、両親は非常に喜んだと聞いている。
バルタン星人似の俺を見てかわいい、かわいいと連呼するのだから親とは不思議なものである。
barutanseijin011.jpg




こっちとしては自分が生まれることなんてまったく考えていなかった。
両親の勝手な都合で、100年以内に死ぬことが決定付けられたわけで、
「おいおい、なんてことしてくれるんだよ」
と思ったに違いない。よく覚えてはいないが、バルタン星人は知能が高いのだ。それぐらい思ったに違いバルタン。

しかし、齢二十を過ぎ、いろいろ嫌なことばかりあって、その中にたまにいいことがあって、生まれた以上は死ななあかんけど、ああでも死にたくはないなぁ。そう思えるのが嬉しかったりする。


白澤弓彦句集はいい句集だった。


コート着て十字路曲がるたび嬉し  火尖





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大変なことになった 2

なんとか目処がたつ午前2時


虹を見に行きたい。


火星についてまとめ終わったら寝ます。
眠いんです。世迷言もこぼれるくらい。

今日、読むつもりでいた松本恭子の句集二冊と攝津幸彦選集は明日以降に延期。残念。

それにしても攝津選集が入っていたなんて。さすが中央図書館。
ベストセラー書籍の貸本図書館とは違う。あれはあれで助かるけど。


冬雲や堺幸福ショウへゆく

冬泉に石沈めあふ幸の中

大変なことになった

現時点、単位がたりない。

さっき計算して青ざめた。
いや、目覚めた。
卒論書いても足りないのだ。4単位。

大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫だってば。

明日の天文学で4単位とれば、大丈夫だから。

ああ。

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開封後はお早めに ドロップドロップス

2006年炎環賞応募作

暗躍製菓ドロップス    西川火尖



花影や指人形をいつ捨てる

春闇の奥は南京錠落つる

朝顔や膝折るやうに忘れたし

雷漏れる巻爪の指だけを出し

着信や向きばらばらにあめんばう

鷹ならば我が振れ幅に即答す

大好きな春野へ自由落下かな

梨咲いて君を抱きしめたいだけさ

春風や窓にハートの銀細工

夏雲や端から端へ好きな歌

窓のものみんな小さく見えて秋

登れ登れ月下の螺旋階段を

鬼百合や太陽系を欲すれば

無花果に纏はる鋭角的笑ひ

蜻蛉のゆんゆと空を離れけり

朝顔や膿みゐし指のゆたかなり

春夕ひそと持ちたるたけとんぼ

飴玉は冬日の祖父に貰ひけり

雪降るや優しきひとの唄愛し

オーバーを着る間の君を待ちにけり


一応最新更新版のはずやけど、応募前に手直しして保存せずに印刷したかもしれんから実際の応募作品とはすこし違うかもしれん。


8人中5人の選考委員からの点を得た(最多得点ですよ!ねぇ!)けど佳作にもひっかからなかった作品です。そこが一番気に入ってるところやけど、まさか満足なんてしてへん。
今年こそ炎環賞獲る。中核になる作品も出来た。

選考委員の一人山田庫夫さんがドロップスについて話してくれた。
「上手い!と思ったが、よく見たら青春俳句に毛が生えた程度で内容がほとんどない」
だったはず。違ってたかな。酒が回ってたから気持ちよかった。
炎環賞は上手ければもらえる段階を過ぎて、炎環の代表作家の一人として認められるかどうかが受賞の観点に加わったと言ってはった。
炎環の実力俳人が今年の受賞者だろうと言ったはった。


朝比古さんが俳句研究賞獲って次の標的に炎環賞狙うかもしれん。
田島さんが、司会のマイク握るようにあっさり掴んじゃうかもしれん。
由季さんの俳句は恐い。完全な俳句の形をしているところが。中に何入ってんねん思う。
佳世乃文体縦横無尽の佳世乃さんは炎環の中だけに留まる大きさじゃない。
寛也さんには負けたくない。

あっこれ、名前出していけばきりがない。

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即刻ノート

即刻ノートなるものを作ろうと思う。

メモ帳の一枚の真ん中に線を引く。
すぐにやらなければならないことを左側に、ゆっくりやればいいものを右側に。例えば



部屋掃除1・19
テスト勉強1・19〜
髪を切る1.19
本を借りる1・19
松本恭子私論執筆
鬼貫賞鑑賞
句集「盲人シネマ」鑑賞


絵本づくり
小説 執筆

で終われば線を引く

 髪を切る 
って。

即刻ノートは携帯に括り付けるのだ。チビ鉛筆と一緒に。

時間資源は有限で、上手く使えば宇宙にだって行けたのに、結局俺は春からそれを切売りして暮らさないといけない。
どうせ安く買い叩かれることは分かってるんだから、それまでの2ケ月で、何か自社製品を作ってやろうと思ってる。

俺だけの時間に俺だけが成し得る付加価値をつけて。

墓標プロジェクト始めます。

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綿菓子日記 13

15日

昨日は炎環の新年句会。そしてニ次回三次会四次回境目不明。
六時起床、帰宅しよう。
東京土産を買いたかったが、それっぽい店は閉まっている。弁当屋の類は開いているが、土産を売ってるかはわからない。車内販売があるだろうと思い、新幹線。
車内販売ない。
京都駅到着。近畿限定のたこ焼プリッツを購入。
宇宙は広いからこんなの誤差の範囲内だよ。


16日

たこ焼プリッツ好評


17日

地震のあった日。
宮部みゆきの模倣犯を読む。
死体が!出てきた!ぎゃあ!


18日

きくらげの夢をみた。
未来はどうなってしまうのかというテーマだった。
わけわからん。

未来?暗かったよ。

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教えて!戦国先生

俳句戦国時代なる読み物が作りたい。

タイトルは、そうだなぁ、
そのうち考えるよ。それと、ところどころ手直ししました。


 虚子は鎌倉に幕府を開いた。すでに対抗する勢力である河東碧悟桐(かわひがしへきごとう)率いる新傾向俳句勢力は壇ノ浦であらかた滅ぼしてある。碧悟桐の筆折自殺の後も、ゲリラ組織「自由律遊撃軍」には手をやいていたが、自由律自治区を与え、奴らを俳句国家外に閉め出す政策が功奏し、子規の後継者をめぐる争いは虚子の大勝利に終ろうとしていた。
 国民には新しく「自由律ハ俳句ニ非ズ」の御触れを出した。いまのところ暴動の気配はない。それどころか万里の長城の建設に嬉々として従事している。
 そうだ、俳句とはホトトギスのことであり、ホトトギスとは余のことなのだ。亡命は死を意味するということを国民には知らしめてある。長く「花鳥諷詠」「客観写生」以外の学問を禁じているので、少々痴呆じみてきてはきているが幕府をより磐石にするため、この二つはこれからも国是でありつづけるだろう。
俳句革新の風雲児、子規は句座による俳句国の発展を目指したが、幕府による支配こそ将軍虚子の目指すところであった。
  
 数年前までは鎌倉幕府の重臣、「五俳高」である、飯田蛇笏(いいだだこつ)、原石鼎(はらせきてい)、村上鬼城(むらかみきじょう)、前田普羅(まえだふら)、渡辺水巴(わたなべすいは)の俳句が国威発揚となり、ホトトギス国への移民が大幅に増えた。今に続くホトトギス国の繁栄に尽力したのが彼らであり、その功績大と言えよう。
半面、増えすぎた国民が英雄である彼等を真似、無秩序状態になるのを恐れた。五俳高の俳句兵器は圧倒的な破壊力をもっており、その力が民衆の支持を得て虚子に向かえば、いかな鎌倉幕府と言えど崩壊は必至であった。
 虚子は重臣に城を持つことを許し、藩政をとらせることにした。既に大きな影響力を持つ彼等である。政権の中心から離した方が安全であると虚子は考えた。逆に言えば彼等へのコントロールが弱まることになり、謀反の心配が無いとは言えないのだが、句会への参加を義務付けてあるので大丈夫だろう。これが世にいう参勤交代である。
 虚子は手綱捌きに絶対の自信を持っていた。五俳高が去った後の天領ホトトギスは退屈なほどの平穏を取り戻していた。
 「それでいい。」
この権力志向と平凡趣味の同居する不思議な男はそう呟くと、庭を眺めた。紅梅が見事であった。
 


おいおい、結構いけるかもしれん。俳句界面白いところです。

あと、携帯小説家らによる本が売れている。「恋空」とか
まったく、くだらない。
最大公約数で泣きたくないし泣かせたくない。
伝えたいことなんて、わざわざ作らなくていいのに。



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オロナミンチルドレン

炎環新年句会へ行った。

二次会では窮地を変な踊りで切り抜けた。

なんとかなるもんだ。楽しかった。

いろんな人に期待されている。
露骨なくらい単純なやりかたで応えようと考えている。


歯の裏の気になる午後や雪催

我が夜の枯野困つたときは来い

革靴や餃子食らひし後の雪

降る雪や餃子食らひし後の雪

降る雪や餃子食らひし後別る

降る雪や餃子食らひし・・・・・

手袋に古ロケットが出入りす





ああ、それから。

いま23を見てる。急激な地球温暖化の特集。

何かのアンケートで
トヨタが環境にやさしい企業として1位に選ばれていたけど、

だから食べたら痩せるダイエット食品が売れるのか。

温暖化恐いよ。

少子化やむなし。

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炎環0703

炎環3月号掲載予定

うん、一週間前まで用意してた句を全面差替え。

我が夜に鋼の枯野ありにけり
白息の重さふくらむ灯しかな
屋根裏に蛍光灯を置かば冷ゆ
たこ焼の湯気ふはふはの寒暮なり
愛人のスコップ軽き音や凍て


好首尾を。

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竹馬アンビバレント

綿虫を誰か映してゐる匂ひ

屋根裏に蛍光灯を置かば冷ゆ

白息の重さふくらむ灯しかな

天球に東京寒夜映りをり

我が夜に鋼の枯野ありにけり

ストーブや時計遅れてゐるのかな

振れ幅の日々よ視界よ大旦

たこ焼の湯気ふはふはの寒暮なり

愛人のスコップ軽き音や凍て

恋人よ雪投げて届く街かそこは

技術としての写生は俺の欲しい写生とは少し違うのかもしれない。

十年、数十年、長い時間をかけよう。
竹馬にのっていけるかな。

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龍谷大学第4回青春俳句大賞

いつのまにか発表されていたようである。

前回は発表を心待ちにしたが、今回は俺は入選。やっぱり、ね、素直には喜べないですよ。なによりお金が交通費しかもらえんし。原付でいって、460円もらっても、帰りにラーメンも食べれんのだ。

ただ句が発表されて、正直よく入選に残れたなと思っている。
言い訳だが投句時期は炎環賞の応募時期でもあったわけで、出来のいいのは全て炎環賞に回したのだ。おかげで炎環賞はそれなりの手応えがあった。

それにしても、最優秀賞の中山奈々は前から上手いし、他にも俳句甲子園の強打者どもがざくざくいる。


ただ、やはり尖が俳句をはじめるきっかけになった賞だから、最後は最優秀賞で締めくくりたかった。
まぁ炎環をベースに活躍の場は総合誌に徐々に移ってきてるから※1あんな素人俳句賞いらんわ!なんて言えんこともないけど、ああやっぱりそれは本心じゃない。

欲しかった。最後のチャンスだった。

あと、授賞式で同世代俳人と話せるのが楽しみ。


※1
自分の力で出てるように書いちゃったけど、先生のお蔭なのです。先生というのは俺の中に、今まで無かった概念やから、無視して「俺の力だ!」って言いたい気持はあるのだけど、やはり、ことあるごとに機会を与えてもらっているので、「自分の力だ!」と言ってしまうのはずるい。というわけで喪中なので寒中見舞いを書いた。
これからも機会があればありがたく頂く所存なわけだが、しかし少しの羞恥心みたいなものは持っていたい。
良くも悪くも庇護下にあるということは認識しなくては。
でも実際、炎環はよい結社だし、先生はよい師だ。あまり深く悩む必要はないのかもしれない。もちろん、手放しの賛美は自分がコケる。
言い訳というのは長くなるもので、尖のも、例外ではない。重ねれば重ねるほどまったく見苦しい。

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炎環とアジカン

炎環3月号掲載予定
茶の花のなかくすぐるや傷薬

振れ幅の日々よ我が身よ大旦

バス停に下嵯峨とあり寒の内

鏡台の携帯電話夜の火事

あと一句

10日

アジカンライブに眼鏡大蛇こと元軋と行く。

酔杯ツアーの城ホール一日目

出だしから有名曲名曲の固め打ちに会場は大揺れ
中盤では粉雪もやってくれたわけでして。
軋はアジカンがそんなに好きではないため、冷静なものである。

俺は跳ねていた。
前の二人組は一人できていた女と踊っている。

更新中

大人には大人の漫画が必要だと思わないかね?ボブ

図書館で筒井康隆を借り、
京都駅付近の大型店で、「ナンバー吾」を全巻買う。


あと、馬鹿みたいに前向きな馬鹿にはなりたくないなぁと最近思っている。

例えば冬なのに20℃を超すニューヨークで、
「ハハハ、何て暖かいんだい、ジェニファー。絶好のピクニック日和だよ!」
「まったくね!ボブ」
という会話を繰り広げたくはない。


幸せが自分次第だとか、絶対間違ってるとはいえないけど、
なんて自己中な考えなんだ、と思う。

世の中が暗ければ、すすんで灯りをつけろという人もいるが、
なんだか目をそらされているような気がしてならない。

夜が明けないかもしれないということを、
地球を回せる奴が黙っているのかもしれないのに。

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綿菓子日記 12

5日

妹と大坂へ行く。コートを買う。
安くなるまで待ちたかった。しかし残り一着。待っていたらなくなる。コートなどの冬物は夏頃には全て造り終えているという。つまり、需給調整が非常に難しいのだ。
このことは店員さんが言ってたのではなく、以前ラーメン屋の日経MJで読んだ。そのラーメン屋は週刊誌や漫画誌より新聞が充実していて、ちょっと知的なラーメンを演出したいときに重宝する。
肝心の味の方であるが、
醤油味は少し濃いわりに、やや表面的であるが炒飯が抜群に旨い、また、野菜を大胆に
ああだめだ。気を抜くとすぐラーメンの話になる。
コートだよコート、いや、ラーメンでもいいか。

で、野菜を大胆に使った野菜炒めラーメンはまぁまぁの味で、だが、すっげぇ旨いというわけではないのだ。

7日

万引犯にやられた。もう二桁を超えるビジネス書がやられた。今日は作業台をビジネス棚に設置して特別厳戒態勢をとっていたというのに、だ。
本屋と言うのは極端に人員が少ない。レジが混めばレジにいかなならん。そんな現状でずっと見張ってることは不可能に近い。

そもそも
本というのは、まず購入する瞬間がよいのだ。買わなくても立読みだったり図書館だったりで読めるものをわざわざ買う。そもそも簡単に盗めるのだ。店員なら尚更。それでも買う。不合理の贅沢、対価の支払いによる独占欲の充足、素晴らしいじゃないですか。
で、家に帰ってすぐ読む、とは限らない。棚にさして見る。例えば「寺山修司の俳句入門」の横が手塚治虫の「W3」だったり、「空想科学読本」「暗黒日記」「考えるということ」と来て「就職四季報」、松本大洋の「ピンポン」だったりするのだ。夢のようだ!俺の棚!!

もちろんタダで手に入る本はそれとはまた違った喜びがある。
人からのもらい物なのだ。それぞれに部屋まできた経緯があるわけで。
これらは流石に俳句関係の本が多い。
パソコンの横には天気さんよりもらった「現代俳句1月号」、パイプ煙草の匂いがする。早くいろいろ書かなあかん。

万引犯はそういう幸せを知らないのだろう。八つ裂きにしてくれるわ。


茶の花の中くすぐるや傷薬   火尖



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緑色ヒーロー

ホタテリーダーよりバトン来る。

何か戦隊モノに見立てたバトンらしく

緑レンジャー指名された。
微妙な位置のヒーローですねぇ。
店内での立位置を如実に物語る興味深い色です。
目立たないのに、何にも合わなさそう。

■始まりの合図

 バトンを始めます。

■身長は?

ヒーローに身長を聞くんじゃねぇ。
  

■体型はどうでしょうか?
 
絶対レンジャー関係ないやろ?何だ?あれか?美容戦隊か何かに入れられたのか、俺は?もしかして。
とりあえずそういうのはイエローに聞いてくれ。
そしてカレーを投げられてしまえ。

 

■髪質はどうですか?また好きな髪形は?

ああ、もう絶対美容戦隊だよ、これ。最悪だ。敵が強すぎる。寝不足とか不規則な食生活とかに勝てるわけないだろ!
しかし、わかった諦めた。こうなったら美容戦隊ビューティーファイブの緑レンジャーとして答えるよ、これからは。
丈夫です。中学のときにカットモデルやらされそうになった。理髪店のだけど。
微妙アシメとか最近楽だなと思ってます。近いうちに切ります。

■目について語ってください

二重。右目が小さい。視力低下。「整形変身!」とか叫んで緑レンジャーになれば問題は解決とか。

■顔についてどう思いますか?

目と鼻と口、耳があると思う。俺にもあるんだってば、本当だよ。 

■誰に似ていると思いますか?

考えたことない。自分以外は全員他人。無意味。  
 
■好きなものを沢山あげてください。

ほんとうに好きなものってなかなか思いつかない。少し好きなものをここに書くと明日には嫌いになってそう。
自分のためにここはパスさせていただきます。

でも、寿司とかラーメン、肉は好きだ。
野菜ものでは長時間ものの煮込み料理なんか好き。セロリ出汁のスープも。

■嫌いなものを沢山あげてください。

逆にここに書いていけばいつか好きになれるかもしれない。根拠はないけど。いらないけど。

明日以降、暑さ、昨日テレビでやってた本探せとかいう客、ぜんざい、赤飯などの小豆食品、黒豆。

■涙を流す(流しそうになる)ものは?

無理目なものに頑張られたりすると弱い。
やっぱ俺、美容戦隊で頑張ろうって気になる。

■自分の心に響いた話は?

最近の響いた!は、
「ヴィレッジ?ヴァンガードで休日を」

■一日で一番好きな時間は?
 
本を読んでる時間なんか好きですね。

■自分ってどんな人に見えると思いますか?
 
奇妙。しかしその奇妙さが有益であったことはない。
後向き。暗がり。話し好き。

■さぁこのバトンを受け取る5レンジャー!!

やめとけって。
これ、激走戦隊でもなければ、轟轟戦隊でもなく美容戦隊なんだよ。
勝ち目ないって、絶対。こんなのは高洲クリニックに任せとけばいいから。

まぁそれでもやるってんなら止めないけど。

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飽作比推力

自分の俳句に飽きてきたというか、ちょっと次の段階に進めないでいる状態。

去年の夏から秋にかけては、詩っぽさを出した作品で乗り切った。
例えば、


夏蝶といふ遥かなる立眩み
口々に蛍袋を塞ぎけり
本当に薄羽蜉蝣なのですか
愛すれば月光を振りほどき合ふ

などがそうだ。
もちろん、これらは自分の特徴であるし、感覚と言葉を上手く重ねられた気もするのでそれなりに満足している。俳句年鑑で橋本榮冶さんが評価してくれた「豊かな発想」で成立している句群である。
しかし、
秋の日の木片として影なせり
夏雲やちぎつて使ふガムテープ
梅雨入りと視力検査の片目かな
扇風機自分いらなくなりにけり

これらの句が冬を前に、次の方針の足場に思えてきた。
「豊かな発想」と詩ぶりを全面に出すのではなく、下地として使う。感性だけでできない句を作ろうと考えた。
冬になり、もう、これがすっごい難しいねん。

駅に立ち冬暁の京都なり
バス停に下嵯峨とあり寒の内

などに一応の成果があるにはあるねんけど、地名に頼ってる面が大きすぎる。
なら、一旦戻ればいいやん、と思ったねんけど、前の方法に飽きてしまったのか、感性系の新作には満足できなくなってしまった。

初夢に雲梯進む大泥棒

とか好きなんやけど、物足りない。

退路がないなら進むしかないわけで。留まりたいところやけど、ここには何もない。

冬は写生からのアプローチを試みるつもりです。
「感性を下地に」と掲げての写生なんて、安易すぎるけど、大学卒業までの時間を何に使うか考えると、それが一番いいような気がする。


橋本榮冶さんからのアドバイスに、虚と実を考えて作句すると切口が冴えるはずとあった。
若手としてちやほやしてもらえるうちに、どれだけ吸収できるか。
どれだけ、いろいろ試せるか。とにかく、

自分の句に飽きがきて良かった。


明日は服を買いに行こう。



雲梯泥棒

振れ幅の日々よ吾等よ大旦

初夢に雲梯進む大泥棒

正月の大きな腹の如き山

火を以て凍天強く引き給へ

ストーブや手のひら足の裏白し

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振れ幅の行方

あけましておめでとうございます。

元日くらい更新を休もうかと思いましたが、休んでるときしかできないのが更新というもので、むしろ、ベストタイミングってやつでしょう。新年早々このように最良の機会が巡ってきました。めでたい!めでたすぎるぞ2007年!

昨日俳句1月号を読んだ。
今年の時評は小川軽舟。第一回はイントロではあったが、小林恭二の分析をもとに、俳句に対する関わり方の転換を指摘し、昭和三十年生代をサンプルとした論の進め方は、興味深く、かなり期待できる。
奇遇なことに、尖が昨日の記事で書いた「手段と目的」はこの小論の一部にほぼ沿った形になっている。パクってないよ。ほんまに。ただ俺も背景に恭二の指摘があったねん。今から思うと昨日の記事は時代性を無視した少し性急なものだったかもしれない。しかし、浅薄極まりない俺が俳句で「自己表現」なんてしたら、目にした人全てに迷惑をかけることになる。昨日の記事は少なくとも俺には充分あてはまる。

軽舟は小林恭二が若い世代に影響を与えられなかったことを残念がっていた。おいおい西川火尖がいるじゃあないか。よけい残念そうな顔されたらどうしよう。

小林恭二の「青春俳句講座」
もし道を誤って俳句に手を染めようという若者がいるなら俺は間違いなく、この本を紹介する。だって吸血鬼は吸血鬼を増やそうとするのが、物語のスジってもんでしょ。

長谷川櫂の季語の本意を紹介する連載も、役にたちそうだ。単純に知らないことが多い。知っていれば、避ける、ぶつかるが思いのままだ。


最後に長期目標と短期目標を



長期
・炎環巻頭を2回以上とる。これは是非実現したい。そして、そのためにはいい句が沢山いる。
・俳句研究賞に応募。朝比古さんが獲ったからじゃない。原因は俳句賞の選考会と競争率。それから俳句研究賞は高野ムツオがいる。
・次に炎環賞。選考委員への果たし状めいたものを想定している。
・そして「振れ幅」のアクセス数増加。月延4千人欲しい。
・俳句か俳句研究に七句以上掲載。原稿料を現金で手に入れる。


短期
・各種書き物が溜まっている。全て一月中に片付けなくては。
・絵本製作。自由時代の墓標である。
・各種読み物も溜まっている。



喪中だったので年賀状は書かずにすんだ。

今年も「そして俳句の振れ幅」をどうぞよろしくお願いいたします。

テーマ : 俳句 - ジャンル : 小説・文学