本社から偉い部長がきて紅葉饅頭をくれたので、一時間タダ働きした。
饅頭は会社のコンロで炙っておいしくいただいた。
疲れとは晩秋の傘立てに傘
饅頭になるまで働きたくはない
本日給料日。一月分の生活費をコンビニでおろして、分厚い財布がたためない。げへへのへ。
十年で一千万貯める計画。いまのところ順調である。
この生活の延長に作られつつあるろくでもない将来がいったいどんな形で現れるのかはまだ分からないが、とりあえずホームレスかなんかだろうとは思うのです。嫌だなぁ。
それなら今を楽しく過ごそうかとか思うかというとそうでもなくて、消しゴム程度の抵抗でもってあえなくぼろぼろ消耗していくもんだから休日は寝るに限る。
これからも毎日毎日磨耗して、最後は少年に火を着けられて死ぬにしたって、消しゴムはすり減るより他にしようがないじゃないか。
残念でした
きりぎりす抱かれて幹の如き我
団栗に言ひたきことのなき世かな
竜頭巻く花野に船がとまるまで
二回目の賞与十万未満かも
秋蝶は私の薬瓶の中
思うねん。自分より辛い人がいる。いる。そりゃそうや。よく言われることかもしれないが、
その人たちに比べたら自分がどんだけ幸せか…。…?
幸せか?
彼らなしには見いだせない幸せを満喫することが?
自分自身が誰かの幸せの比較に使われたりもして、それの、どこが、幸福なのか。
差額でしかないなら存在を疑うよ
朝の顔がやばい、コンビニの鏡を見て知った。
昼の顔もやばいかもしれない。
サフランや老けて昼間に近寄りぬ
薄抱くホームレスかもしれぬほど
サフランや白線多き昼の帰路
炎環十二月号掲載予定
欠詠しないですむかもしれない。
薬局や月の明るき紙袋
コスモスの一面異星かと思ふ
だらしなき飛行機雲や女郎花
林檎食ふ朝の口臭彼女にも
朝食の灯の橙に冬めきぬ
炎環の11月号に新同人記念作品載る。
俳句は全然いいのができないけど、俳句をやめるなと言われる。寛也さんにも言われる。ありがとう。
自分には多分のこり半世紀ある。
仕事を頑張りながら転職を考えることにした。
まいにち働いて寝る。炎環を欠永してしまった。
帰ったら寝る。明日起きる。
それが避けられない当たり前だとして、つまり「生きる」の正体なら、がっかりですわ。何にって、自分に。
仕事は少なからずダーティーなところがあって、そうか、割り切らないとだめだ。
薬局や月の明るき紙袋
コスモスの星かと思ふほど咲けり
蟋蟀や
靴擦れ
秋雨
風呂の蓋
秋晴
吸ひ上がる
秋晴
蟋蟀や靴下
秋薔薇 巻き爪
粒ガム
靴擦れの夢をみてゐる花野かな
そう言つて葡萄の皮を吐きにけり
読むのは楽しいけど、俳句の話を書くのは今は無理かな。
これから、いい句ができなくなったって、
別にいいや。作っていけさえすれば。
体を動かすとき、脳が命令を出すらしいんだけど、どうしてもそれを実感できない。なのに足は動く。でも逆に頭でいくら足動けって念じたって足は動かない。
頭はなにをしているか。
俳句のときはどうなのか。
とりあえず頭を広くつかえない。
人呼ぶと の火が消えるなり
橋成るや真後ろの やまず