婚約病棟

夜桜に火薬浸してゐたりけり

残高
花水木
婚約す

夕桜詩は痩せてゆくとき一途

春疾風道々に子が行き渡り

どぶ川に突き出す土管土鳩の巣

地下鉄文学

がんばったけどついにだめだった。

休日条件未達成。

あああ。

諦めよ

さすがに日曜日まで取り上げるのは来週からのやる気に関わるということで、最大限の恩情とか無限の慈悲で超法規的に明日の休みが認められたって絶対に喜ぶな、俺。
そして、
ごくあっさり明日は休みでした。

来週も休むぞ


報酬は入社後なんとやら

過労の目つき

目詰まり

過労死 着火 一滴の火薬
夜桜

ばかりゐる 看板を

前年度腹痛部門の覇者

ストレスでしくしくする世。たまらず先輩に電話する。

サボり方の講義を賜る。
ああ、
寝っころがってやろうか!桂川!

会社も仕事も嫌いだけど、営業所は悪くない。
人間関係未だ良好。


そうそう去年の春は超巨大な耳垢を出したことがあるんだぜ!
あれは研修のとき、パチンコ玉より一回り小さいけど、完全に近い球体で、後の彼女と銭湯から帰るとき、そいつは出てきたんだ。俺はそのことを黙っていたんだ。何故伝えることができなかったのだろう。
あのときの耳垢はもう消えて、伝えたいことだけがこびりついている。

つづく

携帯小説ってこんなん?泣く子いるかな。

あああ仕事しよ!

頭の中のブランコ王と吊革の血脈

別に大したことではない。早く帰りたかっただけ。
頭痛は頭痛薬で治る。俺の体は俺が大好きだから絶妙のタイミングで体調を崩す。休めと。
ただ今はそんな素直さが疎ましい。

病欠禁止だから明日までに治さないと。
体め、思うようにはいかんのだ。頭痛いと辛いだけなのだ。心もさ、俺を弱らそうとしてくれているんだけど、そんなんしたってあかんねん、休めへんねん。

心にも体にも抗う自分って変じゃないですか!?

齟齬無痛

風船放す原始地球の真昼より

黒電話鳴りて銀河の始まれり

電話鳴り止まず銀河の中心部

大気圧遠山も皆芽吹きけり

絶望や以後風船のよく上がる

無痛の不安

春月の無痛の嘔吐なら悲し

過労死は論外○○〇〇○○○○




春雨ヘッドホン

春山や祖母焼く祖母の歌うたひ

治癒といふ老いを讃へし春驟雨



確実な老い


昨日久しぶりに大学のときの本を読んで、まぁ法律のやつなんですけど、それなりに勉強してたんだなと。

権力事故

たまたま早く帰れた日、
テレビで水戸黄門をやっていて、悪代官が懲らしめられていた。
何これ、非常に癒される。黄門さま御一行の活躍で町に平和がもどるんですよ。
いいなぁ。癒される。疲れず安心して見れて、すっきりする。なんというか営業疲れに効く。
ああ日本は駄目になるんだろう。

悪代官にとっては水戸黄門来襲は一種の災害ですよ。地震や台風と同じ。
あるいは人為的で被害が限定される分、事故と呼んだ方がいいかもしれません。
権力事故。

悪代官は不運です。たまたま水戸黄門がやってきたから。それさえなければ悪政は永久に続くはずです。
住民の問題解決能力はゼロですからね。

単に強大な権力がそれより小さい権力を潰しただけ。

黄門さまは旅の先々で毎回毎回悪代官を懲らしめます。どの行政区にも悪代官!
水戸黄門が来ないことにはただの一つも解決しないのです。

それをもう白黒テレビの時代から権力事故をもって「めでたしめでたし」というラストを続けてきたんですから、日本人に相当強固な黄門様待ち体質が根付いたのではないでしょうか。

イージス艦衝突事故の際に出た批判もよくよく見てみると、(具体例探しは各自でお願いします。そこまで真剣に書いてないんで)
「何やってんだよ、自衛隊、しっかりしろよ」など、感覚が「僕の・私の自衛隊」なんですよね。
ネオ主権者とでもいいましょうか、国家権力を直接自分に結び付けて考えているんですね。

このネオ主権在民、親国家権力観も水戸黄門を通してみると中々文化的歴史的に構築されてきたようですね。

そんなことをね、もうすぐ社会人二年目、思ったんです。





修正

私信
コメントできるよう直しました。

さぼる

春昼に一滴修正液たらす

蜜蜂やちらちら揺らすストラップ

ふらここに母連れて行く火葬かな

薄氷すこし楽しく働かな

卒業展

じらじらと卒業展の黒インク

輪郭をひらかせてゐし春の山

日光に重さありけり花粉症

プロセスチーズみたいに笑ひ春昼は

衡量

朝会社に出たら同期はもういなかった。
第二新卒の賞味期限と職にありつけない若者の増加

そういった情報の真贋はさておき

とりあえず現時点でのその衡量が等しくて、踏む二の足で地盤沈下する。



来年で25。

これ越えるとシーソーの埋まる深さになるなぁ

祖母送る

昨日一昨日忌引きにて、

出棺や握らせてやる春の土

斎場の天窓を春光らしむ

ふらここに喪服の母を誘ひけり

敵前陶房

春の風邪鍋の取手の緩みをり

濁らせてまだ蒲公英の黄にならぬ

春夕焼ポスターぺたりぺたり剥るる

石段の埃掃かれず暖かし

春月に外国らしき土の色

黄砂拭く過去に牛乳拭く如く


最終撤回

でもね
別に俳句について面白い読みやすいサイトなら少ないけどちゃんとあるし、
それは尖の担うことではないですよね。
もともとがメモ帳代わりのブログです。
愚痴で埋まったって、俳句書いたって、
いいじゃないですか。俳句書けなくなったっていいじゃないですか。
今後もし、十年二十年続いていくのなら、
一年目二年目の曲り道なんて、誤差の範囲だ。
仮に十年二十年曲り続けて上下動上下動したって、それはそれで羽ばたいてるように見えるかも。


進退測定




総集編なんか用意して、とりあえずこのブログの更新もそろそろお終いにしようと思っています。
あとで自分の句見直すとき便利だしね、総集編。

でもどうなるか分からない。

とりあえず明日退職宣言する同期の戦いぶりでも見ながら考えるかな。


最近ちっとも俳句成分たりてませんよね、
もう、俳句なんて作れませんから。
うちでは何も出せませんが、これなら喜んでいただけるでしょうかね。
週刊俳句

総集編1 (4・5・6月)

2006/04/19
春泥は今夜動くかも知れぬ
夜といふ地球の影のあたたかし
春雨や梅田に赤き観覧車
学食の桜餅なり食ひ足りぬ
霾や旅客のカメラ二度光る

2006/04/21
麗らかや眼鏡屋を出てすぐ左
母とゆく一輪草を見るために
天心の真下は桜の木なりけり
夜桜や人に血の管酒の管
春霖やバスの座席の深みどり
ものがたり蝶ひとつづつ落ちてきて
なのはなや泣くと笑ふは同じこと
春昼に赤い傘の音をきいた
ものがたり金魚いくつも落としては
梨咲いて君を抱きしめたいだけさ 
鷹ならば我が振れ幅に即答す  

2006/04/27
春の夜の母に陶器を埋めてをり
直したき癖とは猫背春の月
亀鳴くとにんげんたちは裏返る
耐へきれず遅日のパンダ裏返る
連絡がなくて躑躅をふと見たり
連絡がなくて躑躅を見てをりぬ
電柱の街の後ろを夕焼かな

2006/04/28
蝶といふその遥かなる立眩み
夏近し一枝川面への重み
ブランコよこんな揺れては寂しいぞ

2006/05/08
爆弾の名に雛菊をつけし誰
陽炎や君を待てども暮らせども
手品師の笑み零れ来る五月かな

2006/05/08
春暑し採用試験受けにけり
雨降りの門ありにけり花水木
雨降りに門の色あり花水木
花疲れ影をどれほど伸ばしたか
玄関に春の夕のペンチかな
初夏の歌えば風の吹く日かな
不人気の教授が言へり子猫ゐる
棕櫚の花我が表現欲の如くあり
チューリップ見るたび君を忘れたし
頷くと恋終わるなり春の風
チューリップ別れるときは優しくす
はつなつのどこに立つても歩いても
しばらくは動かぬ猫と牡丹かな 
春愁や鉛筆の線伸ばしをり

2006/05/10
初蝶の歪めば君を愛するべきか
春の夜のスーホの白い馬の中
たやすくはいかぬ事あり躑躅咲く
海へ来てああ春月へ手が伸びる

2006/05/13
暗がりは蝶の羽音を絶望す
溺死する恋のまわりの海月かな

2006/05/21
暮れかかる雨の白さや花水木
棕櫚の花子供見つめてばかりゐる
着信やむきばらばらにあめんぼう
姿見の暗部に夏と名付けけり
乱暴な軋みの如く蝶上る
夏蝶や靴紐すぐにほどけたり
蜂に刺されて目に青空の残りたる

2006/05/23
蟻追えど終に列にはならざりき
街の夜コーラの缶に似たりけり
夏草やYと証言食ひ違ふ
朝方の蚊の勢ひの黒さかな
黒南風や明滅明の信号機
夏来るや街に隙間の増えゆける

2006/06/02
蝸牛生れるここも宇宙かな
夏の星焦点結ぶもの探す
夏の川めくれる如く平らなり
さあさあと平たく夏の川続く
たこ焼きのその幸せや夏の夕
振り向けば道真直ぐなり夏の夕

2006/06/03
梅雨寒に沿う色を持ち電波塔
蜂蜜の蓋を開けたる梅雨の夜

2006/06/04
履歴書に顔貼り付けて梅雨かな
夏の空しかも真っ白な靴である
凶年の鉢植え囲む油虫
蝸牛増えよ宇宙の薄明かり
麦秋の風一抱へほど腹に来る
夏空の圧倒的な消去法
初夏のみな上を向くものの影
熱帯夜遠くに音の加速する
炎天や不意に後ろの兵の列
紫陽花や君の言葉に肯きぬ
紫陽花や元は銃後の町ならむ

2006/06/08
あぢさゐやいと静脈の脱ぎ難し
万緑の中や大脳新皮質
見回せば地図の印にゐて夕立
八月の雨美意識を信じます  

2006/06/09
就職の決まらずに見る入梅かな
開けるまで分からぬ梅雨とメールかな
丁寧に残念ながら不採用
もう嫌だ御社履歴書スーツ梅雨 

2006/06/11
静脈や開けば点る冷蔵庫
あぢさゐや人みな雲の下くぐる
恐竜はコーラのおまけ五月雨るる
夏の川夜は流るゝさき知らず
吾が触れし壁ざらつけば夜の雷
政治的個人的実梅落ちにけり
この雨を夕立と思ひ眺めけり
夕焼の下の街より来たりけり
イヤホンの絡まりてをる入梅かな
夏の夜や君の瞳の色を見る
ダンボール金魚すくいと書かれけり
草城になりて夕焼に触れたしや
夕焼や濡れて平たきダンボール
牡丹に触るるばかりに指開く
牡丹に指触れたくもやめにけり
炎昼の重たき午後を回りけり
棕櫚咲きて空を吐き出す如くなり

2006/06/14
白南風や独裁志望欄埋める
夕虹やつま先立ちは地を離れ
万緑へ開く大脳新皮質
自転車の虹引く背中丸めけり
蚊の落つる如くに上がる花火かな

2006/06/15
爪立てて女の汗に乗せにけり
五月雨や紙幣吸ひ込む券売機
梅雨闇に沿ふビル街の隙間にて
梅雨曇愛国心がぞぞと動く
指差しを抜けて背後の蛍かな

2006/06/19
宵宮の君には会はず砂の粒 
妹の日傘の影が手に触れぬ
プリクラの暑苦しくも分割す
雷の夜の京都盆地に眠るかな

2006/06/25
夏雲やちぎつて使ふガムテープ
梅雨冷に蛍光灯の長さかな
蚊遣火の煙空気に押されけり
直立は抵抗夏の日が軋む
逢ひたきときは夕焼の砂の粒
炎天や棒高跳の伸び上がる

2006/06/27
爆弾の名に雛菊とつけしは誰
五月雨やくずかごにくず無かりけり
夕立や手に残したる砂の粒
逢ひたきときは夕焼の砂の粒
あぢさゐに星の最期を思ひけり
黙阿弥の悪人の吐く蛍かな
夏雲やちぎつて使ふガムテープ
首振りの扇風機置く真夜の端

2006/06/29
裏口の穴ぐらに似て油照り
体内を思へあぢさゐ暮にけり
星涼し頭ぐるんと回しけり
月涼し地球の風は回りけり
風鈴や柱の傷に謂れあり
炎昼は古紙回収車ありにけり
踏み台の上に本置く夏至の夜
書庫といふ草いきれにも似たるもの
夏至の夜や点る一掻きほどの恋

脱走企画

CM
毎週日曜
週刊俳句

ノルマ達成で勝ち取った休息は本当に僅かで、先週の金曜には、もう土曜なんて来なければいいと思うほどだった。弱者の人生は飴と鞭、生かさず殺さずで、春の訪れ三寒四温とは全くの別物、土曜日曜はパンとサーカス、仕事帰り酔いに任せて同僚の家に泊まり、そのころ携帯の電池が切れたので、日曜の今ももちろん携帯はそのままだ。
今日は図書館とブックオフという貧乏読書コース、そして家に帰って本棚を耕して、本当に久しぶりに自分の時間を使った気がした。
そして大学時代の音楽を大学時代の大きさでかけ、去年の今ごろ書いた文章を見つけたのだ。
去年の俺は社会人目前で、大体のことを諦める準備をしていた。
「二回生のころ発作的にはじめた司法試験の勉強は結局というか当然というか途中で投げてしまい、高校の頃頑張ればなれるとふんだ公務員も頑張らなかったので受けもせず、ようやく内定したよく分からない会社で約百万円の機械を売り歩く人生が待っている。就活を続けてもよかったが、そすうるにはあまりに夏が暑すぎた。暑いのが嫌いで意志薄弱な自分の腹などすぐに千切れるかもしれないが、もう腹をくくるしかあるまい。」
などと、頑張らず諦める自分の性格が出ていて、叱りたくも慰めたくもなる。ああノスタルジーは若さの敵だ。しかし仕方が無いのだ。仕事を辞める同期が多くて、辞めたがる同期はもっと多い。
毎週この時間になるとやってくる憂鬱を嫌いになれないのは、困る。辞めたいと思っている自分が好きなのは馬鹿だ。大馬鹿者だ。