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俳句以外のことも

尖のブログの読者は二つに分かれる。俳句関連の人と、mixi経由でくる尖の友人知人である。

俳句のことばかり書いていては、こういった友人知人たちに愛想をつかされるかもしれない。

とは言っても正確な割合が分からないので、俳句と全く関係のない人は、

一度↓の拍手ボタンを押してくれないだろうか。何人くらいいるのかちょっと気になる。

俳句以外の話題も最近は結構面白く書けそうなことが二三あるので。

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テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
作品 | コメント(4) | トラックバック(0)2008/10/21(火)21:37

高校生の俳句

一二周遅れくらいで最新の話題をお届けする振れ幅の尖です。こんにちは。

ちょっと前の週刊俳句に高校生の俳句作品がたくさんのっていたので、少し紹介します。既にあちこちのブログで注目されています。

まず
福田若之 海鳴

合鍵は銀河に浮いてゐるらしい

作者、高校二年生。上手いですね。合鍵と銀河の響きあいもそうですが、「浮いてゐるらしい」とボケたところなんて非常に俳句的にソフィスティケートされた印象。他に
鰯雲ナッツは放り投げて食ふ
鰯雲とナッツの取合せも、守備の間をきれいに抜けたヒットのようで、こやつヒット職人か?と思ってしまう。それでいて瑞々しさを少しも損ねていないのだから本当に大したものです。ある程度計算して俳句をつくれているんじゃないかな。


加藤光彦 鳥の切手

鍵閉めて色の深まる秋灯

高校一年生。秋灯の質感と一日を終えた安堵が読み手にも沁みてくる。いい句だと思う。句中の因果関係も作者の感性によるものなので気にならない。他に
三日月や鍍金の剥げしハーモニカ
上質な部分だけを掬いあげ俳句化する力がすごいと思う。三日月、メッキ、ハーモニカとイメージが揃いすぎる感じがしないわけではないが、澄んだ世界の醸成に成功していると思う。


三村凌霄 艦橋

葡萄剪るゆらめく重みありにけり

高校一年生。よく若手俳人を「上手いが際立った個性がない」と評する向きもあるが、この作者は俳句形式と喧嘩することなく「ゆらめく重み」の把握を得るのだから凡百のものではないだろう。それは他の作者も同じであるが。
割引券ばかりの財布豊の秋
諧謔味もある。諧謔というと歳を重ねて得るものと思われがちだが、それは勘違いで、俳句の初期のころから付き合っていくものだと思う。単に諧謔は歳をとっても衰えにくいのだろう。


小野あらら カレーの膜

種なしの葡萄の小さき種を噛む

高校一年生。よくできてるなぁ。種なし葡萄の種というある種の発見を非常に静かに処理していて心地よい。「種なしの葡萄の種や」とかやってしまうとダメなんですよ。意図がある感じになって台無しになる。
秋の暮カレーに膜の張りにけり
秋の暮ってのがまた何にでも合うんですけど、カレーの膜で成功していると思う。


越智友亮 たましひ

八月の蛇口をひねる水がでる

91年生まれ。高校二年生か三年生。前述の四人とは句の雰囲気を異にする。「八月の」とつけたところをどう読むかはよくわからないが、簡単なようでいて実に多感な句だと思う。次のような句もある。
林檎にへた地球に地軸かつ引力
のたうった印象をうけるがむしろ俳句らしく感じる。おそらく相当数の句を作り、俳句二周目といったところか。作者、一周目で「第三回 鬼貫青春俳句大賞」を受賞しており、口語を駆使した発想の柔らかい破綻のない句を作っていた。そこから少し抜けた感じがする。

とまぁ
若手俳人大豊作といったところでしょうか。

なんというか一言でまとめると、裏ワザ的に上手い。いや、裏ワザ的に上手く見える。

こんな年端もいかぬ小僧っこどもが、なぜこれほどまで俳句を自由自在に使えるのだっ・・・・
と若武者に翻弄される老武将風に悔しがるもよし
まだまだ俳句の深さには到達してない
と強がるもよし、

ただまぁ尖が言えることは
多分、
たくさん句を作って読んで、入門書から評論、高度な俳論まで広く目を通したんだろう。おそらく俳句をやる上で大事なものを見落としているということはないと思う。
若い時期の呑み込みの早さは尋常ではない。好きなものならなおさらだ。

大家とよばれる俳人の多くは十代二十代で俳句に手を染めている。

恐ろしく強固な土台が短期間で出来上がるのが、まさしく十代二十代なのだろう。



テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/21(火)20:06

使命感みたいなガス

予告をしたら書きたくなくなることで有名な尖ですが、

石原ユキオさんの自己紹介を見て、

もはや尖個人の問題ではないような気がしてきた笑


俳句関連のブログを回ると楽しいですね。
いつも以上にいろいろ見ました。

俳句ナンパは
「意識の屈折」にタイトル変更しました。割とまじめに書いたんでね。

テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/20(月)03:32

線引く決まり

隕石の秘密  西川火尖

秋風に線引く決まり守りけり

とんとんと芒原まで歩けるよ

ココア飲む変はることなき星座の名

蟋蟀の群れし小惑星もあり

灯火親しく唇の裏ゆたか

秋蝶や老人の嗅ぎタバコ入れ

地球少し銀河に凭れクリスマス




テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
作品 | コメント(2) | トラックバック(0)2008/10/20(月)03:04

意識の屈折率

飲み会の席などで、女の子に
「俳句やってるの?すごいっ☆なんか詠んでよ。あっ枝豆?じゃあ枝豆で一句☆」
とせがまれて
「枝豆、枝豆・・・枝豆や誰も話に気乗りせず・・・」

「・・・・・・・・あっうん、すごいね・・・・」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・

あれっ女の子がいないよ。ていうか誰とも話せてないよ。


とそんな経験はないだろうか。

俳句をする人は周りからどのように思われているか。もしくは
俳句をする人は周りからどのように思われていると思っているか。

前者に対しては周りに聞くしかありません。後者に対しては、少ないですが以下に数例引用します。

「さて、俳人に対するマスコミのイメージ。縁側で庭に咲く梅の花を見ながら墨を磨っている。と、そこに鶯がやってくる。おもむろに短冊を取り出して「ここで一句!」などと言って、毛筆で俳句をしたためる。漫画「サザエさん」の磯野波平のイメージがそのまま世間に定着しているのだ。」木暮陶句郎(2005)マスコミの作るイメージ 俳句研究2005.9.203p

「僕が俳句を作ることを知った勤め先の先輩から、たとえば宴会の席などで、お前の作った俳句を一つ披露してみろと言われて戸惑うことが少なくない。そういう時は、必ず笑ってやり過ごすことにしている。披露するのはかまわないが、今度は聞いた相手がどう反応してよいか困ってしまうことが目にみえているからである。」小川軽舟(2004)「魅了する詩形―現代俳句私論」p15 富士見書房

首肯するところが多いと思うのだが、どうだろか。
他に宗匠頭巾を被った風流人やちびまる子ちゃんの友蔵じいさんなどが俳人のイメージにあげられると思うが、木暮陶句郎の発言の枠の中からは出ないだろう。
つまり、波平や宗匠、友蔵じいさんなどの類型化されたイメージが広く浸透するくらいに、実際の俳人は一般的ではなく、非現実的な存在だと言える。
また、尖なんかが「俳句やってます」というとかなりの確率で
「まだ若いのに」
と不思議がられる。そしてこの反応はどの年齢層に対しても一様なのだ。
ある老人なんかは「わしの方が若いじゃないか」と言い、
ある社長は「引退したらやりたいんだ」そうである。
つまり老人からしてもさらに老いて見られるのが俳人であり、やはり日常からはかなり遠い存在であろう。

しかし、一方の俳句はというとかなり身近なものになっているのだ。
伊藤園の「お茶俳句」がそうであるし、他の企業でも俳句を募集していることが多い。
ざっと「俳句募集」で検索しただけでも「エコ俳句」に「介護俳句」「ひとひねりアクセサリー俳句」「サポーター俳句」果ては「尊厳死俳句」なんてものもある。
お茶にしろ介護にしろそこからは生活や日常などが透けて見える。

むぅなるほど。未知の生物であるはずの「俳人」に対する
「何か詠んでみてよ」の気軽さと、その後の気まずさの原因がどうやら見えてきた。
おそらく
世界からは「俳句」と「俳人」は別のステージにいるように見えているはずだ。

もう少しだ、もう少しで
俳句でモテる!!
すいません。タイトルは釣りだったんですけど、なんだか本当に俳句でモテる糸口がつかめそうです。

次回
「俳人福音書」
暫し待て!!

どうしましょう、予告するとやる気がなくなる。

下、アマゾンへ飛びます。尖にはお金は入ってきません。でも、見栄えをよくしたいので。結構面白い本ですよ。



魅了する詩型―現代俳句私論魅了する詩型―現代俳句私論
(2004/11)
小川 軽舟

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テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
俳句の振れ幅 | コメント(2) | トラックバック(0)2008/10/20(月)00:59

生還す 鑑賞 2

句集生還すより、適当にページを開いて気になった句に短評をつけた。

昭和逝き師逝き母逝き新米来  石寒太

当初、炎環誌でこの句を見たとき、新米来がなんだか無理にオチをつけたみたいで、あまり好きな句ではないなと思っていた。
しかし、時間の過ぎ方って本当にこの通りなんですよね。間隔がだんだん狭まって来て、去ってしまう。ストンと心に落ちてきて、感触だけが残って、これは、切ない。


黒人の街深く入りサングラス

なぜサングラスの句にはあまり凄いのが無いのだろうか。歳時記を開いても、適当に探しても大した句がない。この句もあまり面白い句ではないので、もうこれはサングラスが悪いんです。断言。


たかが人間ただの冬瓜ころがれり

面白い句ですよね、読むときは「たかが」「ただの」を心持速く読み、緩急をつけると独特のリズムが出ます。「ころがれり」の乾いた着地と人間を出すことででる湿っぽさが、これは塩チョコの類ですかってぐらい、ベストマッチではないでしょうか。他に
鬼胡桃人間一個さびしいか  白澤弓彦
これはっ惚れる!





テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
書評 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/19(日)00:51

充満する

アズマー    西川火尖


秋風や白紙を以つて書の終はり

晩秋のガバタンと鳴る鉄工所

蟋蟀や乾く間のなきバスタオル

コスモスに訳されてゐし二人のこと

東に月縫はれけり京田辺

秋蜂やふつと無職に醒めてをり

日当や秋薔薇運び終へ貰ふ

瓢の実に詳しきホームレスになる

男ありけり秋雲とカップ麺

冬近し無料情報誌の黄色

しぐるるや近代都市とゴジラ論



海底果樹園    西川火尖  

カーテンのなだらかに飢ゑ春夕焼

鳥の巣に金色の四肢実りけり



果樹園に巨人繋いで回りけり

調度課の人と花野に子を放つ

鉄粉の臭ひの甘き野分かな

蔦引けど罪科一切赦されず


テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
作品 | コメント(2) | トラックバック(0)2008/10/17(金)19:20

釈明する

どこで知ったのか札幌の婆ちゃんから10g以上、便箋にしておよそ6枚の手紙が来ていた。

本当に本当にごめんよ婆ちゃん。心配をかけて。

世の中が厳しいことと自分が甘いことはそれはもう身体感覚からしてバッチリ自覚している。

仕事だって、嫌なことを続けるのが求められるポーズだと解釈して

だから、ちゃんとあきらめていたのに、

こんなことになってしまって、

なんでだろうね、やりたいこともないのに。楽にはなれないし。

もうね、嫌なことを続けるのが嫌になるくらい心底嫌になったとしか思えない。

ふっと正気を取り戻したようにに間違えたのかもしれない。

気が狂って正しいままか、どちらかの二択だったので、

ほんと選ぶことで得られるものなんてあまりないな。

少しソラニンに近い感じなのでソラニンを読む。

ソラニン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)ソラニン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
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浅野 いにお

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俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/15(水)02:34

以後白紙

少し整理中


↓に整理してやわらかくしたのおきました。


未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/10(金)09:44

以後白紙

俳句作りと評論は車の両輪のように言われますね。
実際評論が面白い人の方が好きです。小川軽舟なんかね、いいですよね。GPS機能付きな感じで。
小澤實の鷹退会の顛末が知れるのではないかとの思いもあって例の海図も買いました。

さて、しかし、俳句の批評ってのは何だか無理くりなのが多いような気がします。
お話としては面白いものが多いのだけど、純粋に批評だと呼べるものは案外少ない。

ただそのことをもってして、玉石混合だとか、むしろ石ばかりだとか、レベルの低下が云々ということを言うのは早計というものじゃと思うんじゃ。

尖としては別にそれは仕方がないことではないかと思うんです。
なぜなら
俳句の批評とはやはり対象は俳句がメインです。つまり俳句あっての批評なのですが、
その俳句自体が評論には向いてないのではないか。
尖の勉強不足だとか、まぁいろいろありますが、もう無理やりこの場では
俳句の批評には批評と呼べるものが少ない。

そもそも俳句は批評には向かないのではないか。
と仮定してしまいましょう。その無理やりさ加減が俳句の批評っぽいですしね。
批評と呼べぬ批評の実例なんか一切だしていませんけど、それは各々で勝手に想像してください。気が向いたら参考文献として挙げるかもしれませんが、もう夜も遅いので。眠いんだ。あと、この適当さもついでに愛しんでいますよ。

以後白紙

おそらく準備中。








テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/10/09(木)19:43

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自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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