子連れ句会顛末②

親子でおいでよというイベントは世の中に沢山あって、その大半は子供のために、子供が楽しめるようにできている。親としてはそれで満足なので、何の文句もないのだけど、しかし、一方で大人だって純粋に楽しいことがしたいのだ。副次的な満足ではなくてさ。 

それが親子句会ではなくて、子連れ句会という名前をつけた理由でもある。子供も楽しめるけど主役はあくまで我々大人っていう、意外とそんな企画ってなくてさ、この句会ではそこを大事にしたい。 
閑話休題、前置きが長くなってしまった。そうそう、プラレールの合間に、四歳お兄ちゃんを中心に、子供達が座布団を配ってくれて、超可愛いから! うちの子もちゃんとお手伝いできた。そしていよいよ、子供達がプラレールで遊び始め、大人はその隙に句会である。 短冊を配り、簡単にルール説明。Facebookに予めルールを書いておいて良かった。初めての二人も混乱はないように見える。うちの子はプラレール大好きだけども、お友達の輪に入るのが苦手で、もんもんとして隅っこにいる。さすがに見かねて、裕美さんが絵本を読み始めたので混ぜてもらう。少し落ち着いたようでよかった。四歳お兄ちゃん三歳お姉ちゃんからレールを分けてもらい、一人遊び開始。葉月さんにお菓子をもらってだんだんペースが出てきたようだ。そんな雰囲気。いつもの句会とは違って、出句までかなり時間をとってのんびり進めたが、子供がいても気兼ねなくって感じで、良かったと思う。 
そうこうしているうちに全30句が出揃い、選句開始である。 句会が始まる前までは経験者に選が寄ってしまうのではないかと、少し心配したが、完全に杞憂だった。以前ブログに書いた通りの新しい句が沢山あって、ここから五句に絞る難しさ!楽しかった、すごく。 書いてて思い出してきて一人で盛り上がってきた。 
 続く


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俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/28(木)21:47

子連れ句会顛末①

これから子連れ句会がいろんなところでもっと開かれますように。

先週の日曜日、子連れ句会当日。朝からこれぞ春雨というような雨が降っていた。とにかく雨は、外出難易度を跳ね上げるので、あー雨だ、あーあーなどと気を揉んでいたが、程なくして雨は止み、息子の覚をおだてて自転車に乗せ、ぎりぎり間に合うくらいの電車に乗って阿佐ヶ谷に向かった。

元々この句会の発端は、以前、覚と一緒に電車に乗ってるとき周りに迷惑をかけてしまったりして、謝ってるうちに、自分自身がまいっちゃって、尤も、迷惑かけた側がまいってしまうなんて許される空気ではないけど、とにかく子育ては社会では害悪なのだと思い知らされたのだった。
そんなとき子育て世代同士でなら、協力も譲歩もずっとやりやすいだろう、ていうか句会行きたいなどと思っているうちに子連れ句会を思いついたのだった。

さて、会場は和室である。子供連れて来るなら絶対和室がよい。床を這っても安心だし、赤ちゃんは座布団で寝かせられるし、むしろ和室以外では子連れ句会は考えられない。それくらい和室のアドバンテージというのはすごい。今回集まったメンバーを軽く紹介すると、
火尖=私だ、子は二歳
裕美さん=俳人、子は三歳
歩さん=句会初参加、詩人、子は四ヵ月、4歳
結さん=句会初参加、お子さんは今回欠席
まどかさん=俳人、子は九ヵ月
葉月さん=俳人(おじいちゃんポジション)
という個人的には中々バランスの取れている布陣だと思った。
会場には既に全員集まったので、これから初めての子連れ句会が始まるのだけど、
まず初めにしたことと言えば、長机に囲まれた中に子供たちをいれて、
プラレールを設置することだった。

続く


俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/28(木)00:50

綿菓子日記20160422

綿菓子日記

夜更かしがつらい。心臓が疲弊しているのがわかる。しかし、働きながら俳句をやるとなると睡眠を削るしかない。まさか本当に健康ってやつがありがたいなんて、思いもしなかった。
胸のあたりの違和感に命削ってるって実感がある。命を削るとか、かけるとかはもっと特別なことだと思っていたが、簡単に取れる最悪の手段だ。

ツイッターでは子供に教えたい俳句の話が出てて、面白く読んだ。音やリズムの楽しいものの反応が良いようだ。自分なら

ふはふはのふくろふの子のふかれをり 小澤實
いのししのこども三匹いつもいつしよ
切株はじいんじいんと ひびくなり 富澤赤黄男

などか、やはり調べに優れ、絵本的ストーリーの予感に満ちたものを自分も選ぶ。



さて、せっかく座れた通勤電車なので、寝る。


綿菓子日記 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/22(金)02:11

道理

妻が久しぶりにいい牛肉を買ってきた。ステーキ丼にして家族で食べた。大変美味しかった。
これから先、様々な自由が制約されることになるし、
様々な場面で誘導された人々の動きに沿わざるをえなくなるだろう。
それでもまさか食べ物まで制限されたりはしないから、今日のような
僅かばかりの贅沢を、もうそれで満足するように心を調節したほうがいいのかもしれない。子供にはできる限りの良書つまり古典を残そうと、少しづつ買いそろえているけれど、
そんなものを知ってしまったら、この国をこれまで支えていた保守主義が内側から食い破られて以降の息苦しさ危険性に気付いてしまうだろう。
できるだけ暗愚に従順に身をかがめて明るく育てるのが、事ここまで来た社会の底辺層の幸せかもしれない。
子供を作った以上、社会に放り込まないといけないのだが、食べることが大好きな子だ、
それだけさえ守れればいいなら、お父さんはこの国が大変素晴らしく、美しく、強く、誇りに満ちていて、
大いなる公の秩序に殉じることが、これからの生き方だと伝えてもいい。

しかし、もし、君が今日のように、「これ、なーに?」と問い続けてくれるなら、
お父さんは、今日みたいに「何かな、まず自分で考えてごらん」って促しつづけるし、
いつか、その疑問が社会に及んだときは、道理にたって考えるように促すつもりでいる。
その結果、目をそむけたくなる事実を受け入れなければならないこともあるだろうし、
敢えて、大きなものや多数の人と違う考え方を持たねばならないこともあるかもしれない。お父さんとは相容れない考えを持つかもしれない。
そうなったときは、君が道理に従う限り、お父さんは必ず君の味方だ。
まだ3歳に満たない息子にかける言葉としては、気が早すぎるし、意味もわからないだろうけど、
 公共の福祉を実現しようとした国の変遷の成れの果てに
生きるだろう息子には、今のうちに書くべきだと思ったのだ。

 多分に清沢洌に影響されて、こんなことを書いてみたけれど、
肉食って元気になったし、私自身が肉食っただけでは満足しないという生き方を
まだ放擲するわけにはいかない。

 炎環6月号掲載予定
人文学碑 西川火尖 
いつまでも象の朽ちゆく桜かな 
鶯や余熱の匂ふ材木屋 
怒り得ぬ者は田螺とどう違ふ 
花の世へいつそ人文学死ねよ 
初めからアネモネ毀れかけてをり


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/18(月)02:38

俳句のWi-Fi

子連れ句会を企画して、初めての人も入ってきて、
facebookにはグループも立てた。
佐藤文香ではないけれど、初めての人に向けた文章を
書きたいと思っている。
話題の「俳句を遊べ」をアマゾンで買って読んでみたら、
すごくよくできていて、俳句を始めて少しづつ備わっていく
感覚やら言葉の距離感やらがすごく楽しく分かるようにできていた。
中学生のころ、Windows98だったかな親が初めてPCを買ってきて、
ネットにつなごうってなったんだけど、難しくて1日ではできなかった。
試行錯誤っていうか、ほとんどよくわからない設定に時間をつぶされて、
やっとつながったのを覚えている。
俳句もそうで、自分の場合は「油蝉もこんがりあがるアスファルト」とか
枕に彼女の匂いが残るみたいなそういう句を作っている期間が実はすごく長くて、
俳句の世界につながるのにはかなり時間がかかった。
そこへ来ると「俳句を遊べ」は本当に今のネット環境に似ている。
読めば俳句のWi-Fi にすぐつながる感じで、すごく画期的なことだと思う。
試行錯誤とか言って、独学で100万回油蝉がこんがり揚がるところを詠んだって
何もいいことなんかないから、俳句なんて、俳句の世界につながってからの方が
圧倒的に新しくて深いことが試せると思ってる。

だから、俺が初めての人に何か書こうとしても、
「とりあえず「俳句を遊べ」を読んでみたら」と言うのに比べて
どれほど有意義なことが書けるのだろうかと、ちょっと落ち込む。
分かりやすさという点で非常に優れているように見えるが、
本当は俳句のライブ感や熱量が味わえるという点が、これまでのものとは一線を画しているのではないか。
単純にこの本だけを読み込んできましたって、初心者が句会に来て、
点とれなかった方が死ぬというルールのデスゲームの幕が突如上がってしまったら、
ちょっと俺やばいかもしれない。おすすめ。

テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
書評 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/03(日)00:58

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自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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