今よりもっと初心者のころの句

家の書架を整理していたら出てきました、昔の句集。自作のやつね。プリンターで印刷した限定二部の初句集です。

日付は1年前の9月16日
俺、こんなの作っていたんだ。下手は下手だがハイクブログの最初の頃に載せたのよりは上手くなっている。俳句を始めて半年くらい、ちょうど伸び盛りだったんでしょう、今の尖の句のベースになった部分も、もう捨ててしまったところも、なくしたものも全部ありました。ちょっと公開します。
タイトルは

「俳色街」 西川○○

本名になってた!まだ俳号が決まってなかったから。あとタイトル!もっとマシなの考えろ!

季節を無視して作っていた句を句集編纂時に季節順に並び替えたようです。


春闇に子猫一匹対峙せり
さっそく季重なり(一句中に季語二つあること、初心者はやってはいけない)なんとなく俳句的に格好のついた句です。多分、俳句の本を見ながら作ったんでしょう。俳人なりきり俳句。仮面ライダーや戦隊モノ、ゴッコ遊び好きだったからなぁ。

ブランコや百ほどこいで出来た空
ブランコは春の季語です。ハイクブログでの100句目を記念して作った句。
ブランコをこいで空が出来る。大げさ表現はこのころから・・・現在の大げさ俳句は「月明の魚群崩れてゆくビルは」



歳時記は鞄の中に天の川
この句は今でも覚えています。素人俳句賞入選の作品です。個人的には歳時記が鞄の中にあって、空を見れば天の川がある。という句なのですが、読み方によっては「歳時記は鞄の中の天の川なんだよ」という句になってしまう。

毛虫は大木を抱き大恋愛
当時は最高の傑作ができたと思っていた。それまでの、なよっとした感情的な作品「桜床募る思いのピンク色」(今出すと相当恥ずかしいが、これでもまだマシな方)等とは何か違うと思ったからだ。

重機が夕日を沈めたがっている
感情を全面に押し出した句が減ってきた頃の作。夕日を夏の季語だと思っていた。2005年6月ごろか。

他に

夏みかん思い余ってしぶき飛ぶ
落雷やビル硬直の刑に処す
夕焼の破片や部屋に踏み場なし
ラーメン屋出て夏の果だったとは


等、若者の陥りやすい「タメ息ポエム俳句」を少し抜け出した感のある句がつづく

後編「秋冬の作品」、超初心者編「失笑タメ息ポエム俳句」に続く。

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テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
俳句 | コメント(0) | トラックバック(0)2006/11/06(月)18:29

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kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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