スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告--/--/--(--)--:--

道理

妻が久しぶりにいい牛肉を買ってきた。ステーキ丼にして家族で食べた。大変美味しかった。
これから先、様々な自由が制約されることになるし、
様々な場面で誘導された人々の動きに沿わざるをえなくなるだろう。
それでもまさか食べ物まで制限されたりはしないから、今日のような
僅かばかりの贅沢を、もうそれで満足するように心を調節したほうがいいのかもしれない。子供にはできる限りの良書つまり古典を残そうと、少しづつ買いそろえているけれど、
そんなものを知ってしまったら、この国をこれまで支えていた保守主義が内側から食い破られて以降の息苦しさ危険性に気付いてしまうだろう。
できるだけ暗愚に従順に身をかがめて明るく育てるのが、事ここまで来た社会の底辺層の幸せかもしれない。
子供を作った以上、社会に放り込まないといけないのだが、食べることが大好きな子だ、
それだけさえ守れればいいなら、お父さんはこの国が大変素晴らしく、美しく、強く、誇りに満ちていて、
大いなる公の秩序に殉じることが、これからの生き方だと伝えてもいい。

しかし、もし、君が今日のように、「これ、なーに?」と問い続けてくれるなら、
お父さんは、今日みたいに「何かな、まず自分で考えてごらん」って促しつづけるし、
いつか、その疑問が社会に及んだときは、道理にたって考えるように促すつもりでいる。
その結果、目をそむけたくなる事実を受け入れなければならないこともあるだろうし、
敢えて、大きなものや多数の人と違う考え方を持たねばならないこともあるかもしれない。お父さんとは相容れない考えを持つかもしれない。
そうなったときは、君が道理に従う限り、お父さんは必ず君の味方だ。
まだ3歳に満たない息子にかける言葉としては、気が早すぎるし、意味もわからないだろうけど、
 公共の福祉を実現しようとした国の変遷の成れの果てに
生きるだろう息子には、今のうちに書くべきだと思ったのだ。

 多分に清沢洌に影響されて、こんなことを書いてみたけれど、
肉食って元気になったし、私自身が肉食っただけでは満足しないという生き方を
まだ放擲するわけにはいかない。

 炎環6月号掲載予定
人文学碑 西川火尖 
いつまでも象の朽ちゆく桜かな 
鶯や余熱の匂ふ材木屋 
怒り得ぬ者は田螺とどう違ふ 
花の世へいつそ人文学死ねよ 
初めからアネモネ毀れかけてをり
スポンサーサイト


雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/04/18(月)02:38

コメント

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »


自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

Twitter...A

nishikawaksn17 < > Reload

火尖箱(お知らせ)

12月
現在迷惑コメント対策のためURLなど書き込めない状態になっています。ご迷惑をおかけします。

打率

探検する

探し物はなんですか

月刊火尖

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。