願望

2010年代半ばの若手特集の大きな波にはほとんど引っかからなかった火尖ですが、
そもそも結社誌にしか出してない状況ではひっかかりようがなかった。
ではコンスタントに露出していれば、もっと認知されたかというとそれも微妙で
どうあっても、当時あんなきらきらしているひとたちに混ざってやってけるとは思えない。
実際に、外に出て他の若い俳人と話す機会が得られたときなどは、
ものすごくつまらない話に終始してしまい、とてつもない自己嫌悪に襲われた。
たまたまかもしれないと思って他の若手と話すときに気を付けてみたが結果は同じだった。
そのとき下されたであろう評価については、そのまま異議申立てをしないでいることが一種の
けじめではないかと思うほど、自分のつまらなさがその時の自分の全てだった。
しかし、それとは別に、どん底だった生活が不本意な選択をしながらではあるが
徐々に安定し、少し顔を上げて周りの様子を見れるようになったとき、細い糸ではあるが、
自分の続けてきた俳句は、なんとなく、そこまで悪くないのではないか、という疑問を持つようになった。
しかし、自分の知らないうちに俳句の世界はどんどん先に進んでいて、
ありえないほど上手い俳人が後から後から続々と出てきている。
ここの記事の時点でもすでにそういう状況なのだから、今は本当に驚くべき時代だと思う。
最後に来てこんな俗っぽい言い方になってしまうのが、自分の限界と言うか、
清々しいまでの底の浅さだと思うが、この若手が異様に盛り上がっている俳句の世界で
煮しめに煮しめた自分の不遇感や劣等感や後悔をぶちまけたい(そのくせ深刻ではない)、
名を上げたい、ちょっとでも面白い人間だと思われたい、無視されたくない、
およそ君たち若手俳人らしからぬ俳句以外の願望で、俳句の世界に居座りたい。
そして、君たちが臍を噛むような、面白い句を作りたい。

しかし、表面的にやることは
たくさん俳句を読む、俳句の話を読む。
コンスタントに句会にでる、面白い記事を書く、
新しい残る句を作る、賞に応募する
人と話すときがんばる。いろんなところに行く。

自分のいいところであり悪いところはこういう恥ずかしい記事を
公開してしまうところなんだろう。
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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2016/08/11(木)12:03

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自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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