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切れについて

実体験の範囲で言わせてもらうと「切れ」に対する理解をかなり狭くして使っている人は多いと思う。炎環もその傾向がある。つまり、「や」で切ったりすると意味上でも絶対に切れているという判断が機械的になされてしまい作句上・鑑賞上の可能性を潰してしまっていることがある。

たまに上五の名詞の切れだけでもそういう処理をする人たちがいるが、それだと句中に切れのある句はみんなニ物衝撃になってしまうのだが、それはいくらなんでもおかしいし、おかしいと気づいてくれよ。切字を使っていても音だけを切っている場合と意味ごと切る場合とそもそも切れていない場合とがある。
例えば、
夕立や殺生石のあたりより 正岡子規
意味で切ると意味が分からない。

蟷螂や二つ向きあふ石の上 正岡子規
これも二つ向き合っているのは蟷螂であり、やを使う一物仕立ての例。

反対に取り合わせとしては、ぱっと思いつくのが有名な句になっちゃうけど
秋風や模様の違ふ皿二つ 原石鼎

人によってはそんな当たり前のこと今さらと思うかもしれないが、初学時代に十二音技法なんかが骨身にしみたまま成長しちゃうと意外とありえるから、ちょっと書いておこうと思った。

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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2018/03/12(月)01:29

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kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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