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天ぷら

俳句を拾うとき 引き出すとき 原液を傷つけないように 最小限の言葉を沿わす   

そんなことばかりしていると
たまには ご大層な言葉でキモチとやらをべたべたに揚げて 非常な胃もたれを起こすしかない天ぷらを 作りたい ばら撒きたくなる

油は感情100%のギトギトなやつ

平凡極まりない気持を 特別にするため 言葉をドバドバ投下して 恥ずかしげもなく いや 得意顔で 絶望です 明日への翼です

リズムや韻律 そんなことには一切頓着せず ぶくぶくに肥大化した 力任せで力に欠ける

衣しかない天ぷら

見かけは立派で 見かけしかない あるとすれば 誰も知りたくもない 「君と僕」の話 「深い憂鬱」の話 空洞構造

一語一語は玉なのに 生クリームとトロ カニにケチャップ 下手くそな料理 衣しかない天ぷら 何行にもわたって立ちこめる油の臭い 

ここまで言って分かってしまった 私は詩が嫌いなのだ 言葉を重ねに重ねても満足を得られる仕組み 十七音以上のとてつもない自由を妬んでいる 下手くそな詩を読むときの むくむくとわきあがる    

妬みという強烈な憧れ 吐き気にも似た嫌悪感
 

テーマ : 詩・想 - ジャンル : 小説・文学

コメント

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コメントありがとうございます

リンクの件、そんなことありません。というよりもそのこと今初めてしりました。ありがたい限りです。ありがとうございます。
ご批判云々ですが、団塊のブログの方ですよね?だとしたらそれは違います。
ただ現在ブログで書かれる詩の多くはあまり魅力のあるものではないなというのは感じました。しかしこのことわざわざ言うべきではありませんでした。言葉は気をつけて使わないといけないのにその配慮ができなかった。

難解な詩も子供の書く詩も
言葉が心に沿っていたらいい詩だと思います。逆に、少しでも言葉で心情を飾り立てようという意思があれば、どんなきれいな単語をつかっても空虚なものになると考えます。

いろいろご心配おかけしてすいませんでした。ブログで取り上げてもらいありがとうございます。

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