曲解時計

卒論の下書きを書いていると、無性に他のことがしたくなる。

尖の就職先が無名の会社だからって、友人Tのからかいがひどい。
「ブラック企業だ、真っ暗だ。むにゃむにゃにゃごにゃご」
と聞くに耐えない。書くのも馬鹿馬鹿しいが、ありとあらゆる事柄とくっつけて尖の就職先を攻撃してくる罵倒センスは中々のもの。
流石2ちゃんねらー。だんだんずれていく。

しかし、彼等の2ちゃんの理論とそれに基づく冷笑義務は、正直恐い。
が、
若者にはそれしか残ってないのかもしれない。
最近の、日本の空気の一大成分でもある、かも。

次、
椎名林檎、アジカンの後藤正文、鬼束ちひろ
に俳句を勧めてみたい。

終電で帰るってば 池袋   林檎
最近は銀座で警官ごっこ
喩へ蒔いても育つても仙人草   

誘いのカイト群れる三人称   正文
掴んだ細い腕よぎる蜉蝣
臨界点は まだ遠く向こうの稲光   

「信じよう」とする鳩の群   ちひろ
腐った約束月の響き   
美徳は「信じて裏切る速さ」だと言う   


単に尖が好きな歌い手ってだけか。でも、歌詞が詩としての力を持っている歌が好き。逆に、大塚愛とか、倖田とかは嫌い。でもカラオケでは何でも歌うけど。好き嫌いなんて結局その程度なのだけど、そして大塚愛はやっぱり可愛い。好き嫌いなんてやっぱりその程度。だし、誰にでもあるものなのです、よね。

俳句の上手そうな歌手、短歌の上手そうな歌手、詩の上手そうな歌手、どれも下手そうな歌手、探してみると面白いかもしれない。

そんな暇潰し

する時間も無いけど。


抜け方を知らぬ夜店の街にゐて   火尖
八月や柱の裏も鏡なり
初秋の空行く我を思ひけり    

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