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グッドモーニングハローワーク

ハローワークで最後の失業給付を受ける。
初めて来た頃はまだ人影もまばらといっていいほどで、
どちらかというと自分を含む自己都合で辞めたと思われる若者が多い印象だったのだが、
今では朝9時から混み始め、10時を過ぎると各窓口に行列ができる。
その大部分を占めるのが、中年以上の男性である。若者もいるが、以前の自己都合特有のフワフワ型はなりを潜め、元派遣社員だろうか、暗い焦りが貼りついた層が取って代わった。

ハローワークとはあまり縁のないだろう振れ幅読者に軽く説明すると、今、尖が来ているのは失業保険給付の窓口、ここで失業状態であることを認定されないと、お金がもらえないのだ。お金をもらうために指定時間に来所し、未だ無職で月二回以上まじめに就職活動をしていることを報告しなければならない。
他に、仕事を探すための端末がずらりと並ぶフロアと相談窓口がある。整理券を受け取り待たなければならない。
端末は、備え付けのタッチペンで給与・勤務地・業種などの条件を入力して検索をかけると条件にあった求人が表示されるのだが、如何せん求人条件以外の企業情報が少ししか記載されていないので使い勝手がいいとはいえない。しかし失業者にとっては仕事というだけで十分なのも確か。
いそいそと求人案内を印刷し、就職相談・紹介窓口にいくことになる、そして、ここで再び長時間待って、ようやくハローワーク職員との対面である。
ハローワーク職員は決して無職者に期待はしないし、悲観もしない。無能をなじったり、境遇に同情したり、選んだ仕事を批判したりしない。ただ、再就職へのサポートをしてくれる、そういう人たちである。
それが、落ち込みの激しい不安な無職者の救いとなっている面はあるだろう。行列も納得というものだ。
失業給付窓口、検索端末と巡礼したハローワークの民の最終目的地がこの相談窓口であり、ここで明日への希望と企業への紹介状をもらうのだ。
もし、職をなくしたらハローワークを訪れて欲しい。きっと目覚めるから(何に?)

我々の服装は基本的にだらしがないものが多い。オシャレして行くような場所ではないので、当然といえば当然だし、仕事とスーツを剥ぎ取られた無職者に残された服なんて、もはや下着に毛が生えた程度のものしかないし、そういう気分なんだ。ほっといてくれ。

社会は失業者・無職者・負け組と我々をひとくくりにするが、個々人にとって、失業者とは自分自身だけのことであり、それ以外の失業者は認識の外の存在である。
ハローワークには多くの失業者が来るがそれぞれ、「唯一の失業者である自分」とハローワークという関係しかもちあわせていない。だからハローワークの職員とだけ話すのであり、他の失業者がいかに有益な情報をもっていようと、最初から交流しようなどとは考えていない。視野に入っていないのだ。
決して対話能力がないというわけではなく、それぞれの生活のフィールドにはよき仲間がいるのだろうが、
失業者で、ハローワークを、同じ目標をもった人々の新たな出会いの場と捉えようというものはいない。

ひるがえって俳句結社はどうか?
師との関係、会員との関係、縦横あるいは網目状に俳句でつながっている。
それゆえの煩わしさもあるだろうが、ハローワークや社会が俳句結社から学ぶべきことは、実に多い。

若手の俳人の間では結社に入らず、師と決めた人に私淑する人が多いそうだが、
実にもったいないことだと思う。
師と決めたひとが結社に属してないからといって、自分も結社に入らないというのは、もっともな理由だが、もっともなだけで、そんなにいいことだとは思えない。
「見るべきものしか見ない」「いい句しか見ない」という態度は合理的だが、
俳句ってのは見るべきものしか見ないやつには決して見えないものだと思うんだ。

まぁ別に、それでもいい句つくる人はいっぱいいるだろうけど。

理想と現実は違うが、どちらも同時に出現しうる。

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テーマ:俳句│ジャンル:小説・文学
俳句の振れ幅 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/04/10(金)15:38

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自己弁護

kasen

Author:kasen
1984 11 生まれる。
2005 03 俳句を始める。
2006 01 炎環入会

好きな食べ物・ラーメン
好きな建物・図書館
好きなのは言葉。

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